shinroundのキャリアノート

~大学の知を社会へ~

人工知能(東ロボ)が大学入試を突破する日、社会では何が起きるのか?

国立情報学研究所は2015年、AI(東ロボ)にセンター試験を受けさせました。その結果、上位20%の成績を修め、大学の半数以上に合格する確率が80%と推定されました。

具体的には、750大学中474大学、33の国公立大学について、「合格可能性80%以上」の判定を得たとのことです。

 

高校生の平均をAIが上回った科目は「数学ⅠA」「数学ⅡB」「日本史B」「世界史B」でした。AIは暗記科目や計算科目が得意のようです。

 

しかし、「国語」に代表されるAIが苦手な科目も、高校生の平均とあまり変わらないところまで解答できるようになってきています。

 

そこでひとつ、報告書でこんな問題提起がなされています。

 

「中高生は教科書を読めているか?」

 

関東のある中高生を対象にした調査結果では、少し複雑な文章問題は正答率がかなり下がるという結果が出ています。このまま読解力が低い状態が続き、AIと似た問題解決をし続けた場合、2030年には労働力不足と失業の問題が同時に起きると予測しています。

 

報告書では、高度な教育を推進するよりも前に、基礎的な読解力を身に付ける必要があると提言しています。

 

我々は高度な知識を身に付ける前に「読解力」や「感情を読み取る力」を身に付け、人間社会に沿った問題解決能力を磨く必要があるのかもしれません。

 

 

参考:http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/2030tf/281027/shiryou3.pdf

   大学教育研究フォーラム