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shinroundのキャリアノート

~大学の知を社会へ~

東京工業大学で見つけた理想的な研究室

キャリア 大学

今日も東京工業大学に行ってきました。ある先生と打ち合わせをしていたのですが、よくよく話を聞いてみると、とても理想的な研究室の体制だったので、少し中身を紹介します。

 今日訪問した研究室は、人員体制、研究体制、就職体制がうまく嚙み合っていて、海外の優秀な学生を含め豊富な人材が研究室に集い、質の高い研究をし、滞りなく就職まで結びついていくというサイクルが出来上がっていました。

 

  • 人員体制

学会や講演の場などで学生を募集していることを広くPRしているそうで、興味を持った学生が見学に来ることが多いそうです。学生同士の先輩後輩のつながりから口コミで広がるケースもあるそうで、常に情報発信をしています。

また、共同研究先から社会人ドクターを受け入れることもあるらしく、企業人と学生が触れ合う場を作ることで学生が触発されてスキルの向上やキャリア意識の向上につながっているようです。

留学生も積極的に受け入れており、英語教育にも力を入れています。また、海外に行くと博士課程を出ていないと研究者として相手にされないケースが多く、学生はそれを肌で感じるため、博士課程まで進む学生が多いことも特徴です。

 

  • 研究体制

学生の得意分野を活かしたチーム作りをして研究を進めているようです。修士に進む段階で、違う専攻を学んでいた学生が入ってくるので、個々のバックグラウンドを活かしてチームを作っているそうです。

自分の研究室にしかない独自の技術を持っているため、産業界からも注目されることが多くあるようです。共同研究先が常に10社ほどあるそうです。社会実装しやすい分野ということもありますが、独自の技術を持っている点に興味を持ってくれているのではとのことでした。

 

  • 就職体制

ほとんどの学生が博士課程まで進むため、博士課程卒業後、企業や研究所に就職するパターンが多いようです。共同研究先に就職する場合もあれば、そうでない場合もあるようですが、これまでの研究を活かした仕事ができる就職先を選ぶようです。

今のうちに卒業して就職した方が売手市場だから就職活動が楽なのではないかと思ってしまいますが、博士課程まで進んだ方が自分のやりたいことができるという自信があるため、ほとんどの学生が進学するようです。研究体制が整っているからこそ可能な選択だと思いました。

先生は、比較的規模の小さい工場など、中小企業の現場を見学する機会も学生に提供しており、大企業以外にも目を向けるように教育しているそうです。最近は技術の移り変わりが激しいため、大企業の歯車として狭い分野を研究するよりも、中小企業で色んな経験をした方が20年後絶対に活きると学生に伝えているそうです。