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shinroundのキャリアノート

~大学の知を社会へ~

企業人は論文を読もう、そして専門家(大学の先生)の知恵を借りよう。

最近、自社サービスに関連する論文を読んだり、大学の先生の力を借りながら自社サービスの改善を図っています。

大学の知見を借りるとサービスの改善スピードが速くなり、改善の道筋も立ちやすいということが分かり、最近は毎週何かしらの論文に当たり、大学の先生にヒアリングをしています。

今日は、なぜ論文を読むべきなのか、そしてなぜ専門家(大学の先生)の知恵を借りるべきなのか、僕が感じたことを簡単に紹介したいと思います。

 

 なぜ論文を読むべきなのか

このお題を企業の新規事業開発(僕たちのケース)を例にとって考えてみたいと思います。

僕たちが新サービスを考える場合、企業が持っている「困りごと」を特定しようとします。なるべく多くの企業が共通して持っている困りごとを見つけ、それを自社で解決できると思った場合、商品のプロトタイプを作り、販売してみます。そして反響が大きければ実際に商品化し、一気に販売するというプロセスを踏みます。

しかし、僕たちだけだと、上に挙げた「困りごと」は本当に正しいのか、「商品」が困りごとを解決できるものになっているのか、「販売」に際してターゲットは合っているのかなどが不明確なまま残ってしまいます。今まではそれを経験や直感に頼って事業を進めてきました。つまり根拠なく動いていたのです。

経験や勘に頼る必要がなくなる

これまで経験や直感に頼っていた事項を、最近は論文を検索して根拠を探すようにしました。根拠が正しければ、そのまま進めればいいですし、もし間違っているのなら、一旦そこで立ち止まり、サービス化の方向性を見直すという作業に入ります。この作業の連続で出来上がったサービスは、自信を持って顧客に提案することができますし、しっかりとした根拠を示すことができるので、顧客も安心して購入することができます。

サービス改善の方向性が見える

これまでは経験や直感に基づいたサービスを作り、顧客の意見を聞きながらサービスの改善を図っていました。もちろんそれも重要なことですが、論文を確認しながらサービス化を進めると、目の前の顧客の意見だけでは分からないニーズを特定することが可能です。そして論文には、大体次の研究の方向性なども書かれているので、その方向性をヒントにしてサービス自体の方向性を考えることも可能です。

自社に足りないリソースが分かり対策を立てることができる

何が未解決事項なのか、何を特定すればこのサービスを実現できるのかを論文を通して想像することができます。それが分かれば、自社のリソースで不足しているものをどのように補うのかが分かりますので対策を立てやすくなります。

専門家が誰なのか分かる

自社サービスに関する論文を読むことで、その分野の専門家(大学の先生)が誰なのか分かります。それが分かると、相談に乗ってくれることもありますし、お互いにメリットがあるなら共同研究などに発展する可能性もあります。ちなみに、僕たちは今その一歩手前のフェーズまで来ています。

人的リソースが限られている場合、先生に味方になってもらえると、サービス化が一気に進む可能性があります。普通に雇うことができないような人が味方についてくれるというメリットは非常に大きいです。

 

このように、これまで大学の知見を借りるということを想像していなかったのですが、オープンになっている情報や専門家の力を借りることで、自社サービスの開発がうまく進む場合があります。

経営資源が限られている企業には特にオススメの手段です。