shinroundのキャリアノート

~大学の知を社会へ~

民間人が考える大学生の卒業制作の評価ポイント~日本大学生産工学部創生デザイン学科の場合~

今日、縁あって日本大学生産工学部創生デザイン学科の卒業展示を見に行ってきました。お誘いを受けたので何気なく見に行ったのですが、それを通して色々な事を感じ取ることができました。

 

 卒業制作を通じて感じ取れたこと

  • 学科の特徴と教育の意図

まず、創生デザイン学科がどのような人材を育てようとしているのか、何となくですが読み取ることができます。学生はみなデザインのセンスを磨きかつ、工学的な勉強をするので、日常生活に応用できる実用的なデザインを学ぶことができます。複数の学生に就職先を聞きましたが、プロダクトデザインやインテリアデザインの学びを活かした企業に就職する学生が多いように感じました。

  • 学生の興味関心

学生が普段何に興味関心を持っているのか。それを感じ取ることができました。研究テーマは学生が自分で設定できますので、自分の得意分野や興味がテーマになりやすく、そのテーマを通して学生一人一人を知ることができます。

 

評価ポイント

  • 探究心の強さ

成果物によって学生の研究の深さを感じ取ることができます。研究の深さとは探究心のことです。課題に対してどれだけ深く向き合ったかということが、研究のプロセスや成果から読み取ることができました。

  • 分析能力、目の付け所

テーマによってはこれらも感じ取ることができます。テーマ設定が興味深かったり、分析能力に長けていたり、学生一人一人の良さや特長を読み取ることが可能です。

  • 最後まで頑張りぬいたか

もちろん全員素晴らしい成果を出していましたが、明確な結論まで出せているかどうかというのは見るべきポイントの一つだと感じました。研究は常に続くものだと思いますが、民間ではアウトプットを求められるので、具体的な結論を導き出すまでやり抜いたかということも評価の一つになるのではと感じました。

  • 問題解決能力

未知の領域に一歩踏み出し、新しい問題を設定し、それを解決する能力が、卒業制作を通じて垣間見えた気がします。これからの社会に求められる能力ですし、普段の学生の姿からは見えてこない要素ですので、とても参考になりました。

 

まとめ

企業は学外の要素だけでなく学内の要素をしっかり見て採用活動をすべきだと改めて感じましたので、卒業制作はタイミング的に遅いですが、学業の成績やレポートなど、学内の活動を評価して採用に繋げる仕組みを作っていきたいと思います。