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shinroundのキャリアノート

~大学の知を社会へ~

AIの段階的発展と人間がすべきこと

その他

「AIに仕事が奪われる。」そんな危機とも喜びとも言える感情が最近自分の中にあります。自分が今やっている仕事はAIに奪われる仕事なのか。それとも奪われずに済む仕事なのか。僕みたいなことを考えている人は多くいるのではないでしょうか。

そこで今日は、AIが今後どのように発展し、その時僕たち人間はどのように過ごすべきなのかを考えてみたいと思います。

 

 AIの段階的発展

AIの持つ知能が人間の知能を超える瞬間のことを専門用語で「シンギュラリティ」と言います。この概念の提唱者は、2029年にその瞬間が訪れると予想しているので、あと12年でAIが人間の知能を超えるかもしれません。そう遠くない未来のために、僕たちは今何をすべきでしょうか。

それを考えるために、まずはAIがどのような発展を遂げるのか考えてみたいと思います。僕は以下の二段階の発展を遂げると思っています。

第一段階

AIは既に生活のいたるところで活躍してくれています。例えば僕たちが毎日利用するサーチエンジンやインターネット広告は、レコメンドシステムを搭載していて、利用者にとって最適な情報を常に教えてくれる仕組みを持っています。これは「機械学習」と呼ばれるAIの基本的な機能の一つです。

AIの基本的な機能は、そのほとんどが統計によってもたらされます。統計とは、過去のデータから傾向を見つけ出し、現在から未来にかけてを推測することです。

AIの得意分野はまさにこの部分で、過去の膨大なデータから傾向を読み取り、未来を予測するという一連のプロセスは既に人間の処理能力を超えています。ですから、過去のデータを計算する人や過去の資料を決まった形に整理する人、過去の事実を分析して現在の状態を報告する人などは、今実用化されているAIが普及すればするほど、仕事が奪われてしまう可能性が高いと言えます。

第二段階

ところが、僕たちの生活は過去のデータの類推だけで図り知ることはできません。人間には感情がありますから、感情抜きの合理的な判断はできないからです。この人間独特の感情や、過去のデータでは得られない突発的な現象に対応する能力は、今のAIにはありません。これらに対応する能力を持つためには飛躍的な進化が必要です。

僕たちは、AIが第二段階の進化に至る前に、何をすべきなのか考えなくてはなりません。

今僕たちがすべきこと

 僕たちは明日から、未来を予測し、未来を創り出す仕事をする必要があります。過去のデータの類推の結果見えてくる未来だけでなく、人間社会に適応した非合理的な未来を描く能力が求められます。非合理的な未来とは何なのか。それはまだ見ぬニーズを捉え、そのニーズを解決するサービスを提供することです。

もし自分がそのような仕事をしていないとしたら、考え方を未来志向に変化させる必要があります。もし自分がそのような立場で仕事をしていないとしたら、そのような立場に上がる必要があります。もし自分がいる組織が未来に向かっていないとしたら、未来に向かっている組織に飛び込む必要があります。

シンギュラリティを迎えるまであと12年。決断する時が迫っています。