読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

shinroundのキャリアノート

~大学の知を社会へ~

大学の収益構造から、各大学が目指していることを考えてみた。

こんばんは。shinround(@shinround)です。今日は寒かったですね。僕が住んでいる東京都練馬区はみぞれが降っていました。あなたの家の周りは大丈夫でしたか?

僕は今まで引越しを繰り返してまして、

福岡県福岡市で生まれ

熊本県熊本市

→福岡県福岡市

→福岡県太宰府市

→福岡県筑紫野市

→神奈川県横須賀市

奈良県奈良市

山口県防府市

→埼玉県熊谷市

→東京都小平市

山口県防府市

鳥取県境港市

→福岡県福岡市

京都府京都市

大阪府茨木市

→東京都練馬区

 

と割と色々なところで生活していましたので、雪にも慣れているのですが、寒いのはやっぱり駄目ですね。願わくば埼玉県熊谷市以北には住みたくないな・・・。海外だったら北でもいいけど。

 

本題ですが、今日は大学の収益構造を調べてみました。なぜ調べたかというと、大学が誰目線で経営していて何を目指しているのかを知りたかったからです。

 

大学の目的は「学生教育と研究によって社会の発展に貢献すること」だと分かっているのですが、やはり大学によって人材育成に力を入れていたり研究に力を入れていたりとばらつきがあるのではないかと思っています。

 

なので、どんな大学が教育に力を入れているのか。どんな大学が研究に力を入れているのかを知るために、収益構造を調べてみることにしました。収益構造を調べればおのずと大学の顧客が分かりますからね。いかにも民間企業の発想ですが・・・。

 

さて、その結果が以下です。平成20年度の数字なので古いですが、今と割合はあまり変わっていません。円グラフで分かりやすく書かれていたので載せてみました。

 

f:id:shinround:20170209202201p:plain

  • 私立大学の収支状況(平成20年度)

f:id:shinround:20170209202241p:plain

【参考:国公私立大学の財政の状況

 

国立大学は運営費交付金という国から出ている補助金が収益全体の4割を占めています。で、この運営費交付金は各大学の学生数などに応じて配分されているらしいのですが、それ以外に面白い指標があって、それを考慮して配分されているようです。その指標がこれ。

 

 

各大学は、企業でいう「中期経営計画」のようなものを作っています。国が定めた重点支援項目が3つあるのですが、そのうちのどれかを選択し、選択した項目を達成するためのプランを策定し、国に提出します。国はそのプランを評価し、最終的にどの大学にどれだけ配分するかを決める仕組みです。

 

重点支援項目は以下の3つです。

 

  1. 主として、人材育成や地域課題を解決する取組などを通じて地域に貢献する取組とともに、専門分野の特性に配慮しつつ、強み・特色のある分野で世界ないし全国的な教育研究を推進する取組等を第3期の機能強化の中核とする国立大学を重点的に支援する。
  2. 主として、専門分野の特性に配慮しつつ、強み・特色のある分野で地域というより世界ないし全国的な教育研究を推進する取組等を第3期の機能強化の中核とする国立大学を重点的に支援する。
  3. 主として、卓越した成果を創出している海外大学と伍して、全学的に世界で卓越した教育研究、社会実装を推進する取組を第3期の機能強化の中核とする国立大学を重点的に支援する。

 

要するに、1は地域に根差した人材の育成、2は全国もしくは世界を見据えた教育研究、3は世界に目を向けた教育研究及びそれらの社会への還元を目標にしているのではないかと。

 

 

これらを踏まえた上で、各大学が何番を選択しているかというと、、、

f:id:shinround:20170209205237p:plain

小さいですが分かりますかね?まとめるとこんな感じ。

f:id:shinround:20170209205431p:plain

旧帝大クラスが3番、東京にある単科大学や地方の研究に定評のある単科大学が2番といった印象です。地方の大学はほとんどが1番ですね。

 

こう見ると、僕が思っていた以上に1番が多くて、地域に根差した人材の育成に力を入れようとする大学が多いことが分かります。

 

次に私立。私立大学は言うまでもありませんが、主に学生の親が支払う授業料等で成り立っています。支払うのは親ですが、学生が希望しないと親も入学させませんから、学生向けのPRと親向けのPRが必要そうです。人材育成か研究かというと、人材育成のニーズの方が高そうです。

 

以上、今日は収益構造から大学の特徴を見てみました。経営の観点から見ると、いつもと違った大学の素顔が見えてきます。次はどんな人材を育成しようとしているのかを調べてみたいと思います。次がいつかは分かりませんが・・・。

 

大学職員の方、教員の方のご意見もお待ちしています!