shinroundのキャリアノート

~大学の知を社会へ~

大学の意義

大学と社会の合間で右往左往する者として、大学の目的を再度調べてみました。

 

 

まずは学校教育法

 第九章 大学 

第八十三条 大学は、学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させることを目的とする。
○2  大学は、その目的を実現するための教育研究を行い、その成果を広く社会に提供することにより、社会の発展に寄与するものとする。

 

次に初等中等教育と高等教育との接続の改善について (答申)。第3章「高等教育の役割」第1節「高等教育の役割」において以下のように書かれています。

 

学部段階においては、初等中等教育における「自ら学び、自ら考える力」の育成を基礎に「課題探求能力の育成」を重視するとともに、専門的素養のある人材として活躍できる基礎的能力等を培うことを基本として、次のように教育内容を再構築する必要がある。

1 社会の高度化・複雑化が進む中で、豊かな教養と高い倫理観をはぐくみ、「主体的に変化に対応し、自ら将来の課題を探求し、その課題に対して幅広い視野から柔軟かつ総合的な判断を下すことのできる力」(課題探求能力)の育成に重点を置いて、教養教育を重視するとともに、教養教育と専門教育の有機的連携を確保する。

2 教養教育の重視に当たっては、「学問のすそ野を広げ、様々な角度から物事を見ることができる能力や、自主的・総合的に考え、的確に判断する能力、豊かな人間性を養い、自分の知識や人生を社会との関係で位置付けることのできる人材を育てる」という教養教育の理念・目的の実現のため、教養教育の在り方について考えていくことが必要である。また、幅広い知識と豊かな人間性をかん養するためには、学生生活全般を通じて学生が学んでいくことが重要である。

3 専門教育については、大学院において継続して専門性の向上が図られるものであり、学部段階においては特定分野の完成教育というよりも、生涯学び続ける基礎を培うより普遍的な教育が求められているという観点から、基礎・基本を重視しつつ、関連諸科学との関係、学問と個人の人生及び社会との関係を教えることなどを通じて、学生が主体的に課題を探求し解決するための基礎となる能力を育成する観点から見直す。

4 高等学校の教育内容が多様化し、大学に入学してくる学生の履修歴の多様化が一層進むことに対応し、それらの学生を受け入れる以上は責任を持ってその能力の伸長を図るという考え方に立って、入学後に大学教育の基礎を教えるなどの工夫を通じて、後期中等教育から高等教育への移行を円滑に進める。

5 外国語教育の充実や海外留学の推進等を進めると同時に、我が国の歴史や文化・芸術への理解、国際社会の当面する課題への認識を深めたり、自らの主張を明確に表現する能力を育成するなど、国際舞台で活躍できる人材の養成を図る。

 要するに
1 課題探求能力を身に付ける
2 幅広い知識と豊かな人間性の涵養
3 課題探求のための基礎的能力の育成
4 後期中等教育から高等教育への移行を円滑に進める
5 国際舞台で活躍できる人材の養成を図る
 
ということですね。ちなみに、答申の中で今後の課題として以下の2点を挙げています。
 

1 我が国の大学教育の国際的通用性を確保し、学生や教員の国際的流動性を一層促進するなど、国際化の一層の進展に対応した大学の在り方について。

2 社会人が社会・経済の変化などに応じて大学で再学習し、その後のキャリアに生かしていくことを促進するなど、生涯学習社会の一層の進展に対応した大学の在り方について。 

国際化と生涯学習社会の進展。
 
少子高齢化が進み、今までのように18歳~22歳周辺を受け入れるだけでは大学も生き残っていけないですからね。
 
この中で僕が注目した点は3番。
 
学問と個人の人生及び社会との関係を教えることなどを通じて、学生が主体的に課題を探求し解決するための基礎となる能力を育成する
 
大学と社会をつなぐサービスを日々模索中の身としては、ここは見落とせない。社会に身を置く立場として、大学教育にどのように貢献していくかを考えるポイントになると思う。